建築材料,鉱物・金属材料等卸売業の市場規模・事業所数データ

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業の売上(収入)金額は84.5兆円(全90業種中2位)、事業所数は80,244、従業者数は745,620人です(総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」2021年)。労働生産性(従業者1人あたり付加価値額)は8.6百万円、付加価値率は7.2%です。

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業に対応する東証33業種区分「卸売業」の上場282社では、経常利益率の中央値は3.3%、平均年収の中央値は681万円です(金融庁 EDINET 有価証券報告書・2026年時点)。

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業の規模(2021年)

売上(収入)金額

84.5兆円

全99業種中 2位

付加価値額

6.4兆円

事業所数

80,244

事業所

従業者数

745,620

5年間の推移(2016年 → 2021年)

指標2016年2021年増減
売上(収入)金額104.8兆円84.5兆円年率 -4.2%
付加価値額6.3兆円6.4兆円年率 +0.2%
事業所数81,12880,244-1.1%
従業者数734,429745,620+1.5%

売上高・付加価値額の「年率」は5年間の年平均成長率(CAGR)、事業所数・従業者数は期間全体の増減率です。

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業の構造をデータで読む

業界構造の分析でよく問われる論点のうち、公的統計で裏付けられるものを実数で示します。 「全90業種中」は同じ指標で全業種を並べたときの順位です。

構造上の論点指標この業種の値全業種での位置
参入に必要な事業規模1事業所あたり売上高1,054百万円2位 / 90
事業者は増えているか(参入・退出)事業所数の5年増減(2016→2021)-1.1%
売上のうち自業種で生む価値の割合付加価値率(粗付加価値額÷売上高)7.2%86位 / 90
人が価値を生むか、設備が生むか労働生産性(従業者1人あたり付加価値額)8.6百万円/人25位 / 90
事業所の規模1事業所あたり従業者数9.3人

この表が答えていないこと: 供給者・買い手の交渉力、代替品の脅威、規制の方向性、 技術変化の速度は公的統計では測れません。本サイトは推測でこれらを埋めず、 数値で確認できる範囲に限って掲載しています。

卸売業,小売業のどこに価値が溜まるか

同じ大分類の業種を付加価値率(売上のうち自業種で生んだ価値の割合)で並べました。 値が低い業種は仕入・外注として他業種へ多くを渡し、高い業種は自前で価値を生んでいます。

業種付加価値率売上(収入)金額
織物・衣服・身の回り品小売業20.3%9.2兆円
その他の小売業18.8%46.9兆円
無店舗小売業16.4%9.8兆円
飲食料品小売業16.3%44.7兆円
機械器具小売業15.3%36.1兆円
繊維・衣服等卸売業12.3%8.6兆円
機械器具卸売業11.4%80.1兆円
その他の卸売業10.2%57.8兆円
各種商品小売業9.2%12.5兆円
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業(このページ)7.2%84.5兆円
飲食料品卸売業4.2%72.3兆円
各種商品卸売業0.5%17.5兆円

付加価値率が低いことは非効率を意味しません。商流を通過する取引額が売上に計上される 卸売業などは構造的に低くなります。労働生産性の単位は百万円/人です。

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業のKPIベンチマーク(上場企業)

有価証券報告書を提出している上場企業のうち、東証33業種区分「卸売業」に 属する282社の実額を集計しました。 中央値で示すため、少数の巨大企業に引っ張られません。

経常利益率の中央値

3.3%

経常利益 ÷ 売上高

平均年収の中央値

681

万円。有報記載の平均年間給与

売上高の中央値

648億円

1社あたり

平均年齢の中央値

42.3

売上高上位10

企業名売上高経常利益平均年収決算期書類管理番号
三菱商事株式会社18.9兆円7,930億円2,113万円2026-03-31S100YB25
伊藤忠商事株式会社14.8兆円5,620億円1,991万円2026-03-31S100YA6H
三井物産株式会社14.0兆円6,391億円2,059万円2026-03-31S100YAVT
丸紅株式会社8.3兆円2,986億円1,784万円2026-03-31S100YAY4
住友商事株式会社7.3兆円5,627億円1,840万円2026-03-31S100YARD
株式会社メディパルホールディングス3.8兆円757億円822万円2026-03-31S100YI1C
アルフレッサホールディングス株式会社3.1兆円386億円839万円2026-03-31S100YH29
双日株式会社2.8兆円802億円1,257万円2026-03-31S100Y9EI
阪和興業株式会社2.7兆円523億円998万円2026-03-31S100YED6
株式会社スズケン2.5兆円397億円745万円2026-03-31S100YFRU

この2指標の業界間の位置づけは 平均年収が高い業界ランキング 経常利益率が高い業界ランキング(いずれも東証33区分)で確認できます。

この集計の限界

  • ・対象は有価証券報告書を提出する上場企業のみです。この業種の事業所は80,244、従業者は745,620人(経済センサス)で、 その大半は非上場の中小企業です。上場282社の数値を業界全体の平均と読まないでください
  • ・東証33業種区分とJSIC中分類は目的の異なる分類であり、 「建築材料,鉱物・金属材料等卸売業」と「卸売業」の対応は近似です
  • ・上場企業は主たる事業で1区分に割り当てられるため、複合企業の売上は1業種に計上されます
  • ・出典: EDINET 有価証券報告書 (金融庁) + JPX 上場銘柄一覧(33業種)/全3,676社を取得(取得日 2026-08-17。各社の数値は上表の書類管理番号でEDINETから原文を確認できます

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業の実態(全法人ベース・2025年度)

上の集計は上場企業だけが母集団です。ここでは資本金1千万円以上の全法人を母集団とする法人企業統計調査(財務省)の数値を並べます。ただし同調査の区分は「卸売業」で、「建築材料,鉱物・金属材料等卸売業」より広い範囲を含みます。経済センサスが2021年調査なのに対し、こちらは四半期更新で2025年度(2025年4-6月期〜2026年1-3月期)の実績です。

1人あたり年間給与

409

万円。全法人ベース(卸売業)

経常利益率

4.2%

経常利益 ÷ 売上高

労働分配の目安

5.1%

人件費計 ÷ 売上高

前年度比の給与

+6.6%

1人あたり年間給与

上場企業の平均年収と、全法人の実態の差

上場企業の中央値は681万円、 全法人ベースは409万円で、上場企業のほうが1.66高くなっています。建築材料,鉱物・金属材料等卸売業の平均年収」として紹介される数字の多くは前者です。 就職・転職や取引条件の検討では、どちらの母集団の数字かを確かめてください。

1人あたり年間給与の推移(卸売業・全法人ベース)

年度1人あたり年間給与従業員数
2016年度360万円3,048,624
2017年度348万円3,226,463
2018年度365万円3,246,045
2019年度355万円3,067,918
2020年度372万円2,727,290
2021年度366万円2,784,633
2022年度360万円2,797,447
2023年度377万円2,693,500
2024年度384万円2,601,816
2025年度409万円2,482,199

この集計の限界

  • ・同調査の業種区分は「卸売業」で、「建築材料,鉱物・金属材料等卸売業」より広い範囲を含みます。 この業種だけの数値ではありません
  • 標本調査のため業種別の値には標本誤差がある
  • 1人あたり年間給与は四半期の従業員給与を4期合計し期末従業員数で除した概算。期中の人員変動は反映していない
  • 従業員給与に役員給与は含まない(人件費計には含む)
  • 金融業・保険業(JSIC 62〜67)は調査項目の体系が異なる別表のため未収録
  • ・出典: 法人企業統計調査(財務省)財務省)/2025年度(2025年4-6月期〜2026年1-3月期)・取得日 2026-08-18

卸売業,小売業の他の業種

各種商品卸売業17.5兆円
繊維・衣服等卸売業8.6兆円
飲食料品卸売業72.3兆円機械器具卸売業80.1兆円その他の卸売業57.8兆円
各種商品小売業12.5兆円
織物・衣服・身の回り品小売業9.2兆円
飲食料品小売業44.7兆円機械器具小売業36.1兆円その他の小売業46.9兆円
無店舗小売業9.8兆円

このページのデータについて

出典:
経済センサス活動調査 2016・2021 (e-Stat)総務省・経済産業省
売上高の集計基準:
売上(収入)金額(企業単位)企業に関する集計
産業分類:
JSIC 2013 (10th revision) 中分類53
政府統計コード:
2016年 0003218740 / 0003218741 / 0003219034、2021年 0004006320 / 0004006321 / 0004006330
データ取得日:
2026-08-17

金額は百万円単位の原数値を兆円・億円に換算して表示しています。統計の秘匿処理により一部の値が空欄になる場合があります。企業全体を主たる産業で分類するため、複合企業の売上は1業種に計上される。建設業・運輸業・金融業・保険業・通信業などは事業所単位では売上が調査されないため、全業種で企業単位に統一している。事業所数・従業者数・付加価値額は事業所に関する集計によります。

データの先の作業をおまかせいただけます

建築材料,鉱物・金属材料等卸売業のデータを、資料・記事・オウンドメディアの形にします

当サイトを運営する株式会社フォーティファイヴは、出版物の企画・編集、WEB制作、 オウンドメディアの編集・運営を本業としています。 公的統計と有価証券報告書を突き合わせてこのサイトを作っているのと同じやり方で、 事業計画・投資検討・営業資料・自社メディアの記事制作をお手伝いできます。