機械器具小売業の市場規模・事業所数データ

機械器具小売業の売上(収入)金額は36.1兆円(全90業種中14位)、事業所数は127,936、従業者数は871,169人です(総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」2021年)。労働生産性(従業者1人あたり付加価値額)は5.2百万円、付加価値率は15.3%です。

機械器具小売業に対応する東証33業種区分「小売業」の上場322社では、経常利益率の中央値は3.8%、平均年収の中央値は545万円です(金融庁 EDINET 有価証券報告書・2026年時点)。

機械器具小売業の規模(2021年)

売上(収入)金額

36.1兆円

全99業種中 14位

付加価値額

4.6兆円

事業所数

127,936

事業所

従業者数

871,169

5年間の推移(2016年 → 2021年)

指標2016年2021年増減
売上(収入)金額33.5兆円36.1兆円年率 +1.5%
付加価値額5.2兆円4.6兆円年率 -2.5%
事業所数133,591127,936-4.2%
従業者数855,421871,169+1.8%

売上高・付加価値額の「年率」は5年間の年平均成長率(CAGR)、事業所数・従業者数は期間全体の増減率です。

機械器具小売業の構造をデータで読む

業界構造の分析でよく問われる論点のうち、公的統計で裏付けられるものを実数で示します。 「全90業種中」は同じ指標で全業種を並べたときの順位です。

構造上の論点指標この業種の値全業種での位置
参入に必要な事業規模1事業所あたり売上高282百万円14位 / 90
事業者は増えているか(参入・退出)事業所数の5年増減(2016→2021)-4.2%
売上のうち自業種で生む価値の割合付加価値率(粗付加価値額÷売上高)15.3%73位 / 90
人が価値を生むか、設備が生むか労働生産性(従業者1人あたり付加価値額)5.2百万円/人55位 / 90
事業所の規模1事業所あたり従業者数6.8人

この表が答えていないこと: 供給者・買い手の交渉力、代替品の脅威、規制の方向性、 技術変化の速度は公的統計では測れません。本サイトは推測でこれらを埋めず、 数値で確認できる範囲に限って掲載しています。

卸売業,小売業のどこに価値が溜まるか

同じ大分類の業種を付加価値率(売上のうち自業種で生んだ価値の割合)で並べました。 値が低い業種は仕入・外注として他業種へ多くを渡し、高い業種は自前で価値を生んでいます。

業種付加価値率売上(収入)金額
織物・衣服・身の回り品小売業20.3%9.2兆円
その他の小売業18.8%46.9兆円
無店舗小売業16.4%9.8兆円
飲食料品小売業16.3%44.7兆円
機械器具小売業(このページ)15.3%36.1兆円
繊維・衣服等卸売業12.3%8.6兆円
機械器具卸売業11.4%80.1兆円
その他の卸売業10.2%57.8兆円
各種商品小売業9.2%12.5兆円
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業7.2%84.5兆円
飲食料品卸売業4.2%72.3兆円
各種商品卸売業0.5%17.5兆円

付加価値率が低いことは非効率を意味しません。商流を通過する取引額が売上に計上される 卸売業などは構造的に低くなります。労働生産性の単位は百万円/人です。

機械器具小売業のKPIベンチマーク(上場企業)

有価証券報告書を提出している上場企業のうち、東証33業種区分「小売業」に 属する322社の実額を集計しました。 中央値で示すため、少数の巨大企業に引っ張られません。

経常利益率の中央値

3.8%

経常利益 ÷ 売上高

平均年収の中央値

545

万円。有報記載の平均年間給与

売上高の中央値

359億円

1社あたり

平均年齢の中央値

41.6

売上高上位10

企業名売上高経常利益平均年収決算期書類管理番号
イオン株式会社10.7兆円2,430億円933万円2026-02-28S100Y5VH
株式会社セブン&アイ・ホールディングス10.4兆円3,774億円855万円2026-02-28S100Y4VB
株式会社ファーストリテイリング3.4兆円4,245億円1,251万円2025-08-31S100X6X6
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス2.2兆円1,585億円690万円2025-06-30S100WR05
株式会社ヤマダホールディングス1.7兆円200億円560万円2026-03-31S100YJWD
株式会社ツルハホールディングス1.5兆円631億円744万円2026-02-28S100Y5EY
株式会社ゼンショーホールディングス1.3兆円783億円830万円2026-03-31S100YKA9
株式会社マツキヨココカラ&カンパニー1.1兆円899億円746万円2026-03-31S100YD1I
株式会社コスモス薬品1.0兆円432億円489万円2025-05-31S100WLSP
スギホールディングス株式会社1.0兆円501億円828万円2026-02-28S100Y3QN

この2指標の業界間の位置づけは 平均年収が高い業界ランキング 経常利益率が高い業界ランキング(いずれも東証33区分)で確認できます。

この集計の限界

  • ・対象は有価証券報告書を提出する上場企業のみです。この業種の事業所は127,936、従業者は871,169人(経済センサス)で、 その大半は非上場の中小企業です。上場322社の数値を業界全体の平均と読まないでください
  • ・東証33業種区分とJSIC中分類は目的の異なる分類であり、 「機械器具小売業」と「小売業」の対応は近似です
  • ・上場企業は主たる事業で1区分に割り当てられるため、複合企業の売上は1業種に計上されます
  • ・出典: EDINET 有価証券報告書 (金融庁) + JPX 上場銘柄一覧(33業種)/全3,676社を取得(取得日 2026-08-17。各社の数値は上表の書類管理番号でEDINETから原文を確認できます

機械器具小売業の実態(全法人ベース・2025年度)

上の集計は上場企業だけが母集団です。ここでは資本金1千万円以上の全法人を母集団とする法人企業統計調査(財務省)の数値を並べます。ただし同調査の区分は「小売業」で、「機械器具小売業」より広い範囲を含みます。経済センサスが2021年調査なのに対し、こちらは四半期更新で2025年度(2025年4-6月期〜2026年1-3月期)の実績です。

1人あたり年間給与

311

万円。全法人ベース(小売業)

経常利益率

3.7%

経常利益 ÷ 売上高

労働分配の目安

11.1%

人件費計 ÷ 売上高

前年度比の給与

+5.3%

1人あたり年間給与

上場企業の平均年収と、全法人の実態の差

上場企業の中央値は545万円、 全法人ベースは311万円で、上場企業のほうが1.75高くなっています。機械器具小売業の平均年収」として紹介される数字の多くは前者です。 就職・転職や取引条件の検討では、どちらの母集団の数字かを確かめてください。

1人あたり年間給与の推移(小売業・全法人ベース)

年度1人あたり年間給与従業員数
2016年度281万円3,918,677
2017年度274万円4,238,619
2018年度261万円4,363,533
2019年度291万円4,028,040
2020年度277万円4,409,038
2021年度257万円4,916,657
2022年度264万円4,755,136
2023年度289万円4,737,504
2024年度295万円4,656,407
2025年度311万円4,417,620

この集計の限界

  • ・同調査の業種区分は「小売業」で、「機械器具小売業」より広い範囲を含みます。 この業種だけの数値ではありません
  • 標本調査のため業種別の値には標本誤差がある
  • 1人あたり年間給与は四半期の従業員給与を4期合計し期末従業員数で除した概算。期中の人員変動は反映していない
  • 従業員給与に役員給与は含まない(人件費計には含む)
  • 金融業・保険業(JSIC 62〜67)は調査項目の体系が異なる別表のため未収録
  • ・出典: 法人企業統計調査(財務省)財務省)/2025年度(2025年4-6月期〜2026年1-3月期)・取得日 2026-08-18

卸売業,小売業の他の業種

各種商品卸売業17.5兆円
繊維・衣服等卸売業8.6兆円
飲食料品卸売業72.3兆円建築材料,鉱物・金属材料等卸売業84.5兆円機械器具卸売業80.1兆円その他の卸売業57.8兆円
各種商品小売業12.5兆円
織物・衣服・身の回り品小売業9.2兆円
飲食料品小売業44.7兆円その他の小売業46.9兆円
無店舗小売業9.8兆円

このページのデータについて

出典:
経済センサス活動調査 2016・2021 (e-Stat)総務省・経済産業省
売上高の集計基準:
売上(収入)金額(企業単位)企業に関する集計
産業分類:
JSIC 2013 (10th revision) 中分類59
政府統計コード:
2016年 0003218740 / 0003218741 / 0003219034、2021年 0004006320 / 0004006321 / 0004006330
データ取得日:
2026-08-17

金額は百万円単位の原数値を兆円・億円に換算して表示しています。統計の秘匿処理により一部の値が空欄になる場合があります。企業全体を主たる産業で分類するため、複合企業の売上は1業種に計上される。建設業・運輸業・金融業・保険業・通信業などは事業所単位では売上が調査されないため、全業種で企業単位に統一している。事業所数・従業者数・付加価値額は事業所に関する集計によります。

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